「駅前弁当」を見ました

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 たまには気分を変えてということで、「駅前弁当」を見ました。
 昭和36年の作品で、うなぎ弁当が150円で売られています。今の物価と比較すると、今は7倍くらいの価格でしょうか?。
 それと風俗として、「ステッキガール」と呼ばれる女性が出てきます。今風に言うと、コンパニオンらしいのですが、このステッキガールはこの映画の舞台である浜松でのみ見られたもので、全国的なものではなかったそうです。

「社長忍法帖」を見ました

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 「社長忍法帖」と「続社長忍法帖」を見ました。この作品では小林桂樹が技術部長となり、社長秘書役は不在です。また、宴会芸もありません。けど、浮気の顛末はかなりパワフルです。「森繁社長録」での作品データ公開に向け、現在ページ作成中です。近日リリース予定。

「社長紳士録」でシリーズ終了?!

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 社長シリーズは「社長紳士録」続編を最後に終わるはずでした。このため、「社長紳士録」続編のエンディングシーンは洋行する森繁社長を囲み、オールキャストとも言える出演者による「蛍の光」の合唱となっています。そこで森繁は台詞として「最後に一言。これまでの長い間、社長シリーズ・・・」としゃべり、シリーズが終わることを暗に告知しています。ところがドル箱作品となっていたこのシリーズの終焉に各地の映画館興行主から継続を求める声が集まって、「社長忍法帖」が作成されることになりました。
 この続編のキャストを見ると、制作の藤本真澄や脚本の笠原良三、それに歴代のシリーズの監督の名前が特別出演としてクレジットされています。蛍の光のシーンで見慣れない素人顔の人が数人並んで映りますが、この一行がそうなんだなと思えます。但し、それぞれが誰なのかは私には分かりませんでした。

設定のぶれ(2)

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 設定のぶれの話の続きです。「社長道中記」で加東大介は総務部長というのがメインで語られていますが、あるシーンでは専務と呼ばれ、ゴルフ場のシーンでは森繁が加東を営業部長として相手に紹介しています。別に専務や営業部長が設定されているわけではなく、言い間違いではないと判断して、私は専務取締役総務部長兼営業部長と解釈して記述することにしました。

設定のぶれ

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 映画での設定がぶれて、整合性が取れないところなどが出てきます。「社長忍法帖」で万才生命の社長は「独身主義の女好き」と三木のり平が会話の中で言っていますが、後半にこの社長の奥さんという人が出てきますし、キャストの一覧にも、その社長の妻としてクレジットされています。

物価の目安

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 「へそくり社長」で森繁は奥さんから健康のためにと米を食することを禁じられています。しかし、米の飯は食べたいわけで、八千草薫と小林桂樹とともに3人で寿司屋で寿司を食べるシーンが出てきます。そのときの勘定が3人で2,800円。これを今の物価に当てはめると、10倍くらいに当たるのでしょうか?。ちなみにタクシー料金(初乗り)は当時 80円だったようです。となると、約8倍ということになりますね。(「へそくり社長」の公開は1956年です)

三好栄子の先代未亡人の設定について

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 社長シリーズの初期作品の「へそくり社長」、「社長三代記」、「社長太平記」には先代未亡人あるいは会長として三好栄子が出演しています。そのうち、「へそくり社長」の明和商事と「社長三代記」の福富電機はともに福原コンツェルンの会社として登場しています。ただし、設定上、この会長が同一人物である設定ではないし、社長もグループ内で異動したわけでもなさそうです。
 三好栄子の役名が微妙に違うのが気になります。
   福原イネ:へそくり社長
   福原ヨネ:社長三代記

早速ですが、改題です

 当ブログ、始めて間もないのですが、早々に改題することにしました。週刊と言わず、もっと頻繁に更新できそうですので、「週刊森繁」ではおかしくなってしまいました。つきましては、ベタですが、「森繁映画ブログ」に改題いたします。これより先、さらにテンポ良く更新していきますので、今後とも宜しくお願いします。