駅前シリーズはむずかしい

 morishige-movies.comは現在、社長シリーズをまとめた「森繁社長録」がメインコンテンツになっていますが、本来は駅前シリーズとあわせて2本柱にしようというのが、当初からの計画です。
 ところが、手持ちでこの駅前シリーズの全作品映像を持っているわけではなく、DVD化されていないものもあり、スカパーでも最近は放送されず、先行き不安な状態です。駅前シリーズは東宝の配給ですが、製作は傍系の東京映画です。誰かのサイトに書いてありましたが、どこか松竹映画のテイストがあります。
 そんな中、ゴールデンウィークに手持ちの駅前シリーズを最後の方の作品から数本見てみましたが、これはまとめるのが、むずかしい映画であることに改めて気が付きました。社長シリーズはマンネリと言われればそれまでですが、ある種パターン化されていました。それに対して駅前シリーズはそういう軸がない。そして各作品ごとのテーマや主張も分かりにくいのです。脚本や監督がいろいろと変わっているからでしょう。
 まずはその中から数本をじっくり繰り返し見て、自分なりに主張や軸を掘り起こしていく作業が必要なようです。

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