ごあいさつ

本サイトは森繁久彌主演の東宝映画「社長シリーズ」に関する情報サイトです。

私がこうして、森繁久彌の映画・社長シリーズをまとめて公開しようと思ったのは、クレージー映画や寅さんシリーズには市販の解説本が存在しますが、社長シリーズにはそれらしい解説本が見当たらなかったからです。インターネットのホームページとして個人的に情報を提供しているケースもありますが、これらには一部間違いも見られます。(その間違いの転載と思われるものもある)

私はリアルタイムにこれらに接することはなかったのですが、テレビで見る作品の面白さに惹かれ、幸運にも対象全作品のコンテンツを有することができ、そこでこの映画を改めて鑑賞し、既存のデータと照らし合わせることで、それらの情報をまとめてみることにしました。

このシリーズは設定がフォーマット化されていて、複数の作品を無意識に見てしまうと、ストーリーが混乱してしまうため、それを整理する目的もあります。
本サイトを参考にこれらの作品を見ていただければ幸いです。

  • 当サイトは東宝株式会社および出演者には、一切関係ありません。
  • 本書記載の個人名は映画のロール(字幕)に表示されるものを採用しました。 但し、森繁久彌については、特別なコメントを除き「森繁久彌」に統一しました。
  • 本書記載の内容は映画を視聴することにより、その映画の内容に即して記載しています。
  • 文中、人物の敬称は省略しました。
  • 製作年等の表記には西暦を使用しました。短縮表記の場合、特にコメントがないものは1900年代です。
  • 「作品データ」のあらすじはキネマ旬報データベースの内容を元に誤記の修正や加筆を行いました。

今後、「社長シリーズ」のみならず、「駅前シリーズ」などの情報も追加していく予定です。

ブログ

駅前シリーズはむずかしい

 morishige-movies.comは現在、社長シリーズをまとめた「森繁社長録」がメインコンテンツになっていますが、本来は駅前シリーズとあわせて2本柱にしようというのが、当初からの計画です。
 ところが、手持ちでこの駅前シリーズの全作品映像を持っているわけではなく、DVD化されていないものもあり、スカパーでも最近は放送されず、先行き不安な状態です。駅前シリーズは東宝の配給ですが、製作は傍系の東京映画です。誰かのサイトに書いてありましたが、どこか松竹映画のテイストがあります。
 そんな中、ゴールデンウィークに手持ちの駅前シリーズを最後の方の作品から数本見てみましたが、これはまとめるのが、むずかしい映画であることに改めて気が付きました。社長シリーズはマンネリと言われればそれまでですが、ある種パターン化されていました。それに対して駅前シリーズはそういう軸がない。そして各作品ごとのテーマや主張も分かりにくいのです。脚本や監督がいろいろと変わっているからでしょう。
 まずはその中から数本をじっくり繰り返し見て、自分なりに主張や軸を掘り起こしていく作業が必要なようです。

2008年5月20日